腹痛の原因と診療について
ちょっとした食べ過ぎから、見逃せない病気のサインまで、腹痛の背景には多くの可能性が隠れています。市販薬を飲んでも良くならない、同じような痛みが何度も起こる、そんな時は一度しっかりと診察を受けることをお勧めします。
放置せずにご相談ください
長引く腹痛は我慢していても良くならないことが多く、放置によってかえって状態を悪化させてしまうこともあります。大阪市中央区・森ノ宮のきむたくクリニック森ノ宮院では平日も夜19時まで診療しており、お仕事帰りでも受診しやすくなっています。患者様の不安を和らげ、快適な毎日を取り戻すお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。
よくある腹痛の症状
- 食事の後に胃が重く感じる
- お腹が張って苦しい
- キリキリとした胃の痛み
- 下腹部の鈍い痛み
- 緊張すると痛くなる
- 便秘がちで下腹部が痛い
- 下痢の前後にお腹が痛む
- 生理前後の下腹部痛
- など
こんな症状にご注意ください
以下のような症状がある時は、緊急性の高い病気が考えられます。決して放置せず、すぐに受診してください。
- 突然の激しい痛み
- 冷や汗を伴う強い痛み
- 吐き気や嘔吐が止まらない
- 血便や黒い便が出る
- 発熱を伴う腹痛
- 意識がもうろうとする
- など
痛む場所で考えられる原因
胃のあたり(上腹部)が痛む
胃や十二指腸の炎症や潰瘍、逆流性食道炎などが疑われます。ピロリ菌の感染、ストレス、鎮痛薬の長期使用などが関係していることがあります。食欲が落ちる、体重が減る、便が黒くなるといった症状があれば、胃カメラでの精密検査をご提案します。
下腹部が痛む
腸の働きの異常、膀胱の炎症、女性では子宮や卵巣の病気が原因となることがあります。便の状態が変わった、血が混じる、体重が減ってきたという場合は、大腸の精密検査が必要になることもあります。
右側や左側が痛む
右下が痛ければ虫垂炎、右上なら胆嚢や肝臓の病気、左下なら憩室炎や大腸の病気を考えます。また、腎臓や尿管の結石では、脇腹から背中にかけて激痛が走ることがあります。
腹痛の治療
薬物療法
胃酸をコントロールする薬、腸の動きを整える薬、痙攣を抑える薬など、診断に基づいて適切なお薬を選びます。ストレスが関わる症状の場合には、抗うつ薬や抗不安薬が有効なこともあります。
生活指導
食事のタイミングや内容、水分の取り方、運動習慣、ストレス対策など、日常生活で気をつけていただきたいポイントをお伝えします。どんな時に症状が出るか記録をつけていただくと、症状の悪化を防ぎやすくなります。