頭痛の原因と診療について
頭痛の原因には、ストレスや疲れによる一時的なものから、脳の病気が隠れているものまで、実に様々なものがあります。特に脳の病気による頭痛の場合は、適切な治療を行わないと最終的に命に関わるものもありますので、適切な診断が重要です。市販の鎮痛薬で一時的に抑えていても、頭痛が繰り返される場合や、いつもと違う激しい痛みがある場合は、早めの受診をお勧めします。
放置せずにご相談ください
頭痛を我慢し続けると、仕事や日常生活に大きな支障をきたします。大阪市中央区・森ノ宮のきむたくクリニック森ノ宮院では平日も夜19時まで診療しており、お仕事帰りでも受診しやすくなっています。丁寧な問診と診察で適切な治療につなげますので、つらい頭痛は我慢せずにご相談ください。
よくある頭痛の症状
- ズキンズキンと脈打つような痛み
- 頭全体が締め付けられるような痛み
- こめかみから目にかけての痛み
- 後頭部から首にかけての痛み
- 光や音に敏感になる
- 吐き気を伴う頭痛
- 目の奥が痛む
- 肩こりと一緒に起こる頭痛
こんな症状にご注意ください
- 今までに経験したことのない激しい頭痛
- 突然の激痛(バットで殴られたような痛み)
- 頭痛とともに高熱が出る
- 意識がもうろうとする
- 手足のしびれや麻痺を伴う
- ろれつが回らない
- 痙攣を起こす
- 嘔吐を繰り返す
頭痛の種類と特徴
片頭痛
ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、多くは頭の片側に起こります。吐き気や光・音への過敏を伴うことがあり、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みが特徴です。ストレス、睡眠不足、特定の食品、気圧の変化などが誘因となります。
緊張型頭痛
頭全体が締め付けられるような痛みで、頭痛の中でも特に頻度が高いタイプです。肩こりや首のこりを伴うことが多く、長時間のデスクワークや姿勢、ストレスなどが原因となります。
群発頭痛
目の奥からこめかみにかけての激しい痛みが特徴で、一定期間に集中して起こります。男性に多く、痛みと同時に目の充血や涙、鼻水などを伴うことがあります。
二次性頭痛(危険な頭痛)
くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎など、脳や頭部の病気が原因で起こる頭痛です。突然の激しい痛み、今までと違う頭痛、手足のしびれや麻痺などの神経症状を伴う頭痛は命に関わる可能性がありますので、一刻も早い救急受診が必要です。
頭痛の治療
薬物療法
頭痛のタイプに応じて適切なお薬を処方いたします。ただし、鎮痛薬の使いすぎによる薬物乱用頭痛のリスクもありますので、適切な使用方法を指導しつつ、必要に応じて薬の調整を行います。
生活指導
- 規則正しい睡眠、適度な運動、ストレス管理、正しい姿勢の維持
- 片頭痛は誘因となる食品や状況を避ける
- 頭痛日記で痛みのパターンや誘因を把握