巻き爪とは?
巻き爪は、爪の端が内側に巻いている状態で、特に足の親指に多くみられます。変形した爪が皮膚を圧迫することで、歩行時に痛みが生じたり、靴や靴下を履くのが困難になったりします。また、巻いた爪の端が皮膚に食い込んで陥入爪(かんにゅうそう)という状態になると、炎症を起こして赤く腫れ、強い痛みを伴います。
巻き爪でお困りの方へ
巻き爪の治療は、症状に合わせて様々な方法があります。大阪市中央区・森ノ宮のきむたくクリニック森ノ宮院は、平日は19時まで診療を行っているため、お仕事でお忙しい方も無理なく受診していただけます。巻き爪の痛みでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
巻き爪の原因
誤った爪切り
爪を短く切りすぎると、爪の端が皮膚に埋もれやすくなり、巻き爪の原因となります。また、爪の両端を斜めに深く切る「バイアスカット」も避けるべきです。
靴による圧迫
先の細い靴、ヒールの高い靴、サイズの合わない靴を履き続けると、指先が圧迫されて巻き爪になりやすくなります。
足の指への過度な負担
スポーツ、長時間の立ち仕事、歩き方の癖などにより、足の指に繰り返し負担がかかることも原因となります。
加齢
年齢とともに爪が厚くなり、乾燥して巻きやすくなることがあります。
爪の形や体質
もともと爪が厚い、巻きやすい形をしているなど、生まれつきの体質も関係します。
巻き爪を放置するリスク
爪の変形
長期間放置すると、爪がさらに巻いた状態で固定され、治りにくくなります。
痛みの悪化・陥入爪への移行
放置すると爪切りが難しくなったり、靴や靴下を履けなくなったりして日常生活に支障をきたします。陥入爪の状態になると、食い込んだ部位に痛みや腫れが生じるようになります。
感染症
食い込んだ爪により皮膚が傷つき、そこから細菌が侵入して化膿します。糖尿病のある方は特に感染しやすく、重症化することがあります。
こんな症状はすぐに受診を
- 痛みで歩くのがつらい
- 爪の周りが赤く腫れている
- 膿が出ている
- 爪が深く食い込んでいる
- 肉芽ができている
- 糖尿病があり、足の傷が心配
当院での治療
お一人お一人にあった治療法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
巻き爪の予防
正しい爪の切り方
爪は指の先端と同じくらいの長さで、四角く切る「スクエアカット」が基本です。両端を丸く切りすぎないようにしましょう。角は少しだけ滑らかにする程度にします。
適切な靴選び
つま先に余裕のある、足に合ったサイズの靴を選びましょう。ヒールが高すぎる靴は避け、長時間履く場合は特に注意が必要です。
足のケア
足を清潔に保ち、保湿することで爪の乾燥を防ぎます。